海外での自主トレや海外キャンプを行う理由
最近は自主トレを海外で行う選手が多いですし、また球団による海外キャンプも珍しくありません。なぜ海外でトレーニングを行うことがトレンドになっているのでしょうか!?
まず挙げられるのがやはり気候です。国内で年明けに自主トレができる場所ということになると、九州か沖縄ということになりますが、沖縄はまだしも冬の九州はそれなりに気温が低く、野球の練習に向いているとはいえません。
海外であれば常時20度程度で雨もほとんど降らないといった場所があるので、そういったところであれば体を動かすのに向いています。
近年では練習だけをするのではなく冬に海外に渡り、現地のリーグに参加する選手も珍しくありません。
代表的なのはドミニカの野球リーグに参加したDeNAの筒香でしょう。
一軍と二軍を行ったり来たりするような選手の場合、どうしても試合経験が足りずに結局、そのまま伸び悩んで終わるということがあるので、単に練習する目的で行くぐらいなら現地で試合に出た方が選手として伸びるという判断をする選手が増えているのです。
球団が海外キャンプを行う理由として挙げられるのは、メジャーリーグのチームとの提携関係でしょう!
メジャーのチームと提携し、スタッフを派遣して学ばせるプロ野球チームが増えており、その一環としてメジャーのチームが抱えている球場や施設を使わせてもらってキャンプをしているわけです。
選手にとってもそういった環境で練習をできるのは刺激になりますし、また、メジャー側の関係者にとっても、将来、アメリカでプレーしそうな有望選手を直接確認できるというメリットがあります。