プロ野球選手になるにはドラフトやトライアウトや育成

プロ野球選手といえば、ドラフト会議で華々しく入団するというイメージです。しかしそれ以外に、プロ野球の球団に入団する手段があります。それがトライアウトと育成枠というものです。

プロ野球界におけるトライアウトとは、入団試験のようなもので、希望する球団の関係者の前で自己アピールをして合格すると契約を結び球団の一員となれるわけです。経過や合格発表はドラフトのように大々的に公にされることはなく、選手に直接連絡するという形になるので、一般的にはわかりにくいのが普通です。

トライアウトを受けることを希望するのは、プロ野球経験がない人から、元選手で戦力外通告を受けた選手などいろいろです。トライアウトは観客も見ることができるので、注目の選手がいると自然と野球ファンの興味も引くことになって盛り上がります。

育成とは、プロ野球の支配下登録である一軍二軍を含めた70名の選手以外に、育成という目的で登録することができる選手のことです。育成枠の選手は、二軍の試合しか出ることができなかったり、年俸が低かったり、背番号は三ケタであるなどいろいろと制約があります。年齢の若い選手がほとんどですが、支配下選手の中で長期の怪我などで治療中であったり、成績が悪かったものの戦力外にはしたくないという選手が育成枠として登録されることもあります。当然実力があれば支配下登録されることはあるわけで、育成から這い上がってきて一流のプロ野球選手として活躍している人はたくさんいます。

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